介護のお題 「ノロウイルス」
「ノロウイルス」が世間ではやっていたチョット前、私の父が牡蠣を買ってきました。思わず、「なんで牡蠣を食べてんだ!!」と怒鳴ってしまいました。それには、家族も嫁もビックリ。感情を抑えられなかった事を今では反省しています。なぜ、そんなに感情を表に出してしまったか・・・。実は施設で「ノロウイルス」による集団感染が発生していたからなのです。
今では、マスコミもあまり題材に取り上げなくなったようですが、12月から1月にかけて老人施設での集団感染が取り上げられていました。私の施設でも騒がれ始めたころから、注意を呼びかけるなどの対応はしていましたが、具体的な予防策などは検討することもなかったのです。それではイカン!と思った私は、実は感染症対策委員会の委員。委員会とは言っても、委員は現在「看護師」と私の2名・・・。でも、やらないと始まらないと思ったわけです。施設ケアマネもココロよく了承してくれ、検討を重ねた結果、予防策として「嘔吐時対応マニュアル」と「感染発生時の対応マニュアル」を作る事ができました。
しかし、その直後、嘔吐した方が出てしまったのです。マニュアルは実際に行ってこそのもの。嘔吐に慌てた職員が、吐物を手袋やガウンを着けずに処理してしまったのです。あとはご想像通りに、一日平均で1~2名ずつ感染者が増え、ピーク時には職員、利用者合わせて約20名前後の感染者数となってしまいました。
感染者が出てからは、大忙し。感染者は人によっては、最初の嘔吐から複数回嘔吐します。そのたびに、吐物の処理と、周辺の消毒を行わなければなりません。便の取り扱いにも吐物以上の注意が必要です。感染した職員は休み、ただでさえ少ない職員なのに他の事に手が回らなくなります。手が回らなくなれば、感染予防のための手技もミスが出て、新たな感染の原因になります。まさに悪循環!!日勤はともかく、夜勤は地獄と化しました。
私は、介護主任に提案しました。
感染予防のための手技を確実に行ってもらう為に、研修会を開くべきだし、同じグループからの職員増員を一時的に行ってほしい。看護師も夜勤帯にいてくれれば、的確な処置ができる。
もちろん、答えは返ってきません。そんなものです。生活相談員も介護主任も看護師長も消極的な保身ばかりアピールして。その場その場でいろいろな対応策が生まれ、現場は混乱していました。挙句の果てに、「保健所」への報告義務があるはずの「感染者10人以上」になっても、報告せず・・・。委員会開催時には「施設長も看護師長も介護主任も欠席・・・」。委員会ってなんなんだ?!上の人は上から指示を出すだけで、現場のことを考えてくれません。なんとか、穏便に済ませたいという考えが見え見えでした。
なんとか、感染は1月中旬には収まり、約1ヶ月で収束を向かえたわけです。結果よければ・・・とは言いますが、誠意ある正しい方法が取れなかったのかと言えば、そうでもないと思っています。施設は家族から大切な方を預かっているという「責任」があるわけです。施設の評判を守る前に、利用者の命を守るのが一番でしょう。評判は誠意ある対応があるから上がると思います。体裁ばかり気にする施設に未来はあるのでしょうか。
また、今年も委員会の会議録、偽造させられるのだろうな~。今年は拒否しようかな~。拒否したらクビかな(笑)
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コメント
モーさん、コメントありがとうございます。TETSUです。そうです、モーさんのブログにコメントさせて頂いたTETSUです(笑)。モーさんのブログは同じココログと言う事で、早くから見せていただいておりました。とても、勉強になります。私の記事は愚痴ばっかりですが、これから前向きな取り組みも載せたいと思ってますので、見捨てないで下さいね(笑)。
投稿: TETSU | 2007年2月22日 (木) 23時51分
あれ、TETSU様こんにちは、もしやTETSU様だ。モーのブログが右のブログリンクに貼ってあった!うわーこんな何百万とあるであろうブログなのに…あまりに驚きつい^^;
私は将来できれば施設にも携わりたいと思っているし、TETSU様のブログはお気に入りに登録し、いつも非常に興味深く拝見しておりました。今後も機会があれば読みに来まーす。
投稿: モー | 2007年2月22日 (木) 16時12分