介護のお題 「ケアマネ研修」
昨年、運良く介護支援専門員の試験に合格したことで、研修に行く機会がありました。もともとケアマネにはなりたくないと思っていましたが、会社の指示もあったことで一応試験を受けた結果です。
ケアマネの研修を終えて驚いたことがありました。それは、研修の内容。難しい専門用語はともかく、ICFや面接技術など知識技術も含めて、お年寄りのニーズ、要望や希望を利用者本位の立場で考えることを指導していること。
当然といえば当然なのですが、比べてしまったのです。自分の施設、そして介護福祉士のレベルと。
研修先で講師をしているケアマネですが、教えるからには当然知識は持っているのです。まず、自分の施設にここまで人に教えられる人材がいるかと考えました。そして、資格は違えど、施設にいる介護福祉士の中に、人に教えられるだけの知識や技術を持ち合わせている人材はいるかと。
また、こうも考えました。
この研修は現場職員にまさに必要なのではないかと。
ケアマネ資格を取るために勉強し、それを生業にしようとしている人たちが集まっているのだから、向上心が少なからずある。
しかし、漫然と現場で業務として日々仕事をしている人たちは、研修の機会もなく、学ぶ意欲も湧かない。
つまり、本当に研修が必要な人たちは、私の施設にいる看護師であり、厨房事務職員であり、介護職員なのだと。
世の中とは残念ながら、向上心がある人間には学ぶチャンスがやってくる。そうでない人にはやってこない。非常に残念に思いながら、研修を終えました。
居宅でなんとか生活しているお年寄りのお宅に訪問させていただきました。やさしく、気さくでお話好き。体は衰えても、お話はしっかりされている。これから大変になるかもしれないが、今のところこれ以上の介護サービスは受けるつもりはないとのこと。
初めての訪問調査で緊張している私を和ます話。戦争時代を経て夫婦二人支えあって生きてきた。なんとすばらしい人生。この人生のお手伝いをさせてもらえる介護ってすばらしいのに、最後、私に頭を下げてこういいました。
「本当にマネージャーさんには頭が下がります。みんなを助けてやってください。」
自分のことではなく、他のお年を召した方の心配をしている。若輩者の私に頭を下げている。
この光景を現場職員は。特に私の施設の職員は知らなくてはならない。
私は、ケアマネにはなりたいとは思いません。なぜなら、いくら良いケアプランを立てても、それを実行するのは現場職員。手を触れ、お手伝いするのは現場職員だから。
現場を変えることができるのも現場職員。だから、自分が今の持ち場を離れさせられるまで、お年寄りが幸せにくらせるように努力することをしたい。
今回のケアマネ研修で再認識させられました。
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